特異的学習障害(LD)


学校生活で必須の「読み・書き・算数」の困難をもつ状態を特異的学習障害と言います。

「読みの障害」とは、単語の読みの正確さから読む速度、流暢さ、文章の理解の度合い等の困難を言います。また「書きの障害」とは、単語のスペル・文法・句読点そして文章の明確さや構成の正確さの困難を言います。「読み書き障害」

と総称して発達性ディスレキシアとも呼びますが、彼らには次のような特徴がみられることが多いと言われています。

1. 文末などを自分の好きなように変えて読む
2.
単語や文節など不自然なところで区切って読む
3.
助詞の「は」を「わ」と書く
4.
「め」と「ぬ」などかたちが似ている文字を間違えて書く
5.
文字を反転させて書いてしまう
6.
自分で書いた文字を読めない

これらの問題は知的能力の問題ではありません。脳の中神経系の何らかの問題だろうと言われています。

また「算数の障害」に関していえば、主に繰り上がり・繰り下がりの計算や文章問題に困難が見られます。これも知的能力の問題ではありません。もちろん本人の「やる気のなさ」「いい加減さ」からくるものでもないことは言うまでもありません。やはり脳の中枢神経の何らかの問題の反映だと思われます。

 

では、これらのLDの子供たちに対してどういう対応をすればよいでしょうか。


学習障害の子供たちへの対応


まずこういう状態は本人たちの「やる気のなさ」とか「いい加減さ」から来ているわけではないということを認識してください。まだ十分に明確にはなっていませんが、学習障害は脳の中枢神経系の何らかの問題が引き起こしているだろうと言われています。

  ですから「やる気がない」とか「もっときちんとやりなさい」などと叱責しても効果はなく、むしろ本人たちの無力感や自己否定につながるだけです。さらにそれが周囲の人たちへの怒りや反抗、不信感へとつながるかもしれないことを考えると、なによりもまず専門家・専門医に相談され、具体的・専門的な対応プログラムに取り組まれることをお勧めします。