対話によるカウンセリング


私のカウンセリングの基本は、カール・ロジャーズの「来談者中心」療法とユングの「深層心理学」です。(ユングについては別のところで紹介していますのでそちらをご覧ください)

 

来談者中心療法とは、まず相手のお話に耳を傾け向ける(傾聴)ことから始まります。指導や説教と違い、まず相談される方が何をどう感じ、どういう思いでここまでいらっしゃったのか、についてじっくりと教えていただきます。

 

そしてこのカウンセリングを通じてどうなりたいのか、出来るだけご自分の言葉で語っていただきます。自分の言葉で、と言うのは私の人間観として、「人は自分のこころの奥深くに、必ず自己成長力が備わっている」という考え方があるからです。

 

そしてカウンセラーは、その方の自己成長力が自然に発現してくるような関わり方をする役目があるのです。ここが医療とは違うところでしょう。そのような関わり方を、ロジャーズの「来談者中心」療法と言います。

 

薬は症状を落ち着かせるために必要ですが、本当の薬は「人ぐすり」であると思っています。