発達障害児・者の異性との関わり方について =女性版③=「パーソナルスペースの感覚を身に着けましょう」

さて女性版の3回目は「パーソナル・スペースの感覚を身に着けましょう」です。


「パーソナルスペース」とは、自分と他人との境界線を意識した空間的スペースと心理的スペースのことです。つまり「ここからは私の(あなたの)プライベートなスペースだ」と言うような距離感のことです。


小さい頃は身体的な接触や心理的な愛情表現を比較的自由に認められていますが、次第に心理的にも身体的にも成長してくると、やはりプライバシーの尊重が必要になってきます。


無神経に相手の身体や気持ちに踏み込むことは失礼ですし、逆に踏み込まれることは女性の場合は特に気をつけなければいけないでしょう。


何気なく相手の男性の身体に接触したことが誤解を産んだり、会話の時にきわめて個人的なことを話してみたり尋ねてみたりしないように注意しましょう。


具体的には、「どういう関係の人にはどのくらいの距離まで接近して良いか(接近を許してよいか)」「どういう関係の人ならばどういう内容を話すことが許されるか、尋ねることが許されるか」ということを理解する必要があります。もしわからなければ、身近な家族やカウンセラーに教えてもらいましょう。


またあなたのパーソナルスペースへ、適切な距離を超えて侵入してきた相手に対しては、相手を尊重しつつどういう断り方をすればよいか、場合によっては決して許してはならない相手に対して拒否や抵抗の意思表示を示す(「いや!!」「助けて!!」「やめてください!」等)練習もしておいてもいいかもしれません。


恋愛と言うのは大変微妙な人間関係なので、ここらあたりの駆け引きのようなものが大変わかりにくいと思いますが、適切な自己尊重・他者尊重のアサーティブな表現と自分の身を守るための具体的な意思表示については具体的に身に着けておいた方が良いでしょうね。