ADHDの診断が脳スキャンで可能になるかもしれない、というニュースが!?

発達障害の一つであるADHDの診断が、脳スキャンで可能になる日がくるかもしれない、というニュースが。


以下IRORIOより引用  http://irorio.jp/karenmatsushima/20140921/162768/


回路の接続部分が未発達

ミシガン大学のChandra Sripada博士らが行った研究で、ADHDの子どもの脳は、非現実的な思考をコントロールする脳ネットワークと、物事の対処にあたる脳ネットワークの接続部分が未発達であることが確認された。

ADHDの子ども275人の脳スキャンと、ADHDではない子ども48人の脳スキャンを比較して明らかになった。

研究チームによると、脳のネットワークは神経回路の集まり。神経回路はそれぞれの役割があり、ヒトが何かを行うときこのネットワークが互いに接続してなされる。

例えば、1枚の絵を見るとしよう。1つの神経回路では絵の色や形についての情報を処理し、別の神経回路では絵に関連する記憶を思い起こすなどして、絵を見るという行為を構成している。

しかしADHDの子どもは、このネットワークの接続部分が発達していないのだという。そのために、非現実的な思考、そしてそれに伴う行動、いわゆる多動や突発的な動きにつながると推測される。

症状が顕著でなくても診断

これまでの研究では、ADHDの子どもは正常の子どもに比べ大脳部分が小さい、右脳と左脳が対象に成長していない、などの傾向があるとされている。しかし、今回の研究は、脳内のネットワーク接続部分に注目したものだ。

この診断手法を活用すれば、「周りの子どもと比べてちょっと行動がおかしい」くらいのケースでも正確な診断が下せるようになるとのこと。

さらには、今後この接続部分の成長を促す成分の研究を進めることで、新たな治療に道が開ける可能性もあるという。



ほぉ~、詳しいことは良くわかりませんが、脳科学の進歩は目覚ましいものがあるようですね。

うつ病の程度も血液検査でわかるようになるのではないか、と言う記事もありました。

期待できそうですね。