自分の言葉でラップに載せる、これまでの生き様  GOMESSさん

最近はさまざまな分野で、発達障害の人たちが活躍の様子がメディアに取り上げられるようになりました。
マンガなどが一番ポピュラーでしょうが、今回は音楽の分野、ラップミュジシャンのGOMESSさんのMVを紹介します。

まだく、あまり言葉で自分を表現するのが得意でないとテレビのインタビューでおっしゃっていた彼ですが、
ラップのリズムに乗ると生き生きとしています。


しかし歌詞は、幼い頃い思い出から、発達障害と診断されて以後、現在までの生き辛さを表した内容で、胸が詰まります。

まずは動画をご覧ください。

以下 <人間失格>の歌詞を公式HP(https://soundcloud.com/gomess/uspjl5cuwktr)から引用します。


<タイムループ 10歳の冬か 初めてのパニック 頭の中で爆発 記憶を失う

ほんの数十秒 束の間 車道の端っこで目が覚めれば

母さんの胸で泣いてた 俺以外ね どうやらさっきまで公園で遊んで

突然奇声を発し暴れ回って 死にかけたらしいじゃん 何言ってんだよ?
 

後日 両親も付き添い精神病棟へ 今も忘れないドクターの名前

影山先生 黒い黒子がセクシーな美人 つまり俺好み

個人面談ともなれば踊る心 張り切って受けた数々の診断テスト後

俺に一生の誓いを乞うまさかのプロポーズ ((自閉症の宣告))
 

はい、従います よく知らないけれど 翔平はきっと(今)死んだんですよ

母さんが教えてくれた この本に 書いてある どうやら俺は普通じゃないらしい

友達も言ってた 障害者だって 俺がおかしいんだって なるほどね

後から思えば 全てはあの場所から 幸せな日々よ ありがとうサヨナラ
 

普通じゃねえって並はずれてる 皆が言ってる障害者のクズです

バカにしてる 鴨にしてる あいつは頭がイカレテル

my name is gomess 人間じゃねえ 孤独の世界からいつも見てる

笑って 泣いて 怒って 泣いて ヒトに紛れてもう18年>



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コメント: 1
  • #1

    kamino (水曜日, 24 9月 2014 13:17)

    私のように自分から発達障害の診断をもらいに行った成人発達障害者も大勢いる訳ですが、このGOMESSさんのようにまだ幼いうちから突然レッテルを貼られる衝撃はたまったものではないと思います。今まで信頼していた世界がまるごとひっくり返るようなものですし、それに適切に立ち向かう術も充分には持っていない年齢です。子供に対する診断が特に慎重に行われることを祈るばかりです。