「対応より理解を」~発達障害を考える~

先日ある本屋で見かけた本の帯に「対応より理解を」というフレーズがありました。

発達障害に関する本でしたが、まさしく「私の言いたいことをよく言葉にしてくれた!」と思い喜びました。といいながら、実はまだ、その本自体は購入していないので偉そうには言えませんが、最近つくづくそう思うのは事実です。

 

「対応から理解へ」

確かに最近の発達障害の子供たちをとりまく状況を見ていると、どうも彼らをどう扱えば良いか、どう対応すれば(周囲の人たちが!?)困らずに済むか、を問題にしているのでは?と思わずにいられない気がしてきます。

 

日々対応に苦慮している気持ちもわからないではありませんが、なんだか扱いに困れば「この方法」で、それでも効果なければ「このお薬」で、という取り組みは、彼ら自身を一人の人間として尊重していないようで納得いかないところが残りますね。

 

何をきれいごと言っているんだ、日々のトラブルで困っている状況をどう考えているんだ!?という声も聞こえてきそうですが、私としてはできれば

 

「適応を目指す対応」だけでなく、彼らを理解しようとする姿勢に基づいた、「成長を目指す関わりを!」と思うのです。