ほら いしころが おっこちたよ

「お酒は95歳でやめた」日本最高齢111歳の男性、長生きの秘訣を語る (2025年7月13日掲載) - ライブドアニュース

 

こんな記事を見つけました。読んでみたところ、何とも言えないほっこりとした、うらやましい気持になりました。

現在国内最高齢の静岡県に住む水野清隆さんの紹介記事ですが、何より水野さんに聞く「長寿の秘訣」が素晴らしい。

 

「自分でもさっぱりわからんけど、何事もくよくよしないことだね。そしてストレスをためんこと、それが一番!クヨクヨしても始まらんで、すぐ忘れることだ」

 

素晴らしい!これができれば111歳にもなれるのか、と驚きとも納得とも感じ、恐れ入りますね。

「すぐ忘れることだ」この一言が自然に口から言葉となって出てくること自体が、うらやましいですね。

 

・・と思って、何気なく私の絵本の棚を見つめいていると…ありました!

「すぐ忘れること」の極意を描いた絵本が!!

 

田島征三さんの絵本

『ほら いしころがおっこちたよ ね、わすれようよ』偕成社

 

なんとまあ、年寄り向け(?)のこんな絵本があったのです。

 

 

 

普段は何をやっても失敗ばかりのおじいさん。

今日あまりに気持ちのいい天気なので、朝ごはんのために鶏小屋へ卵を取りに行きました。

おじいさんは今日はいい日にしよう!と気持ちよく鶏小屋へ行き卵を手に取ります。

 

❝たまごが われないように おじいさんは ざるのなかの たまごを ちゃんと みてあるきました❞

 

ところが、おじいさんは自分の足もとを見ていなかったので・・・・・・がしゃ~んと全部卵を壊してしまったのです。

あちゃ~~、ありますねこういう事。年がいったらうっかりミスが増えるし、そういう自分に落ち込んでしまうし・・・。おじいさんもしょんぼり・・。

 

しかしここからが素晴らしい。

❝「おお、そうじゃ」❞ と おじいさんは、あしもとのこいしを 一つ ひろいあげると なるべくあかるい声で こういったのです。

 

❝「ほれ、おばあさん! みてごらん、な、ここに いしころがあるだろ。さ、手をはなすよ」❞

いしころはぽとんと地面に落ちました。

 

そしておばあさんに向かって一言

❝「ね、わすれようよ」❞

 

おばあさんはおじいさんが何を言いたかったのかが、全部わかったというから、これまた素晴らしい!

そうです、

❝こいしが ぽとんと おちたときから おじいさんの ほんとの きょうが はじまったのです❞

 

素晴らしい!

 

年を取るといろいろとうっかり忘れやミスが増えてきます。それは人にとっては大変つらいことです。以前できたことや、若かった時に年寄りをバカにしていた自分が今や同じことをしているショックは引きずる人は引きずってしまう。

こういう時にそれを乗り越える秘訣は「気持ちを切り替える」ことなのでしょうね。それは「すぐに忘れる」ことなのでしょう。

 

幸いにして、記憶力も落ちてきます。それを武器に、都合の悪いことはさっさと忘れてしまうのが長寿健康の秘訣なのでしょう。

 

 

私も、小石を一つ拾ってみましょう。