兵庫教育大学・兵庫県立大学名誉教授であられる富永良喜先生から、次期学習指導要領改訂に向けて、以下のような「心の教育」プログラムの教科横断的実施についてのご提案を戴きました。
興味関心があり、富永先生のご提案に賛同される方は、ぜひこの文章を拡散していただき、子供たちの命と健やかな成長のためにお力をお貸しいただけないでしょうか?
みなさま次期学習指導要領改訂で「心の教育」プログラムを教科横断的に全学年で実施できるよう提案します。賛同される方は、お知り合いの方(保護者さま、教職員の方、スクールカウンセラー・臨床心理士・公認心理師、地域の方、中高生の当事者)に転送拡散お願いします。もうこの半年で、おそらく、次期の学習指導要領の改訂案は固まるでしょう。文部科学省・初等中等教育・教育課程からの提言(Youtubeスライド4,5,6)が中央教育審議会に諮問され、この4つの審議事項が審議され、各ワーキングの部会(各教科、体育、道徳など)で検討され、2027年には確定する予定です。この4つの柱の「2多様性の包摂」では、不登校生徒の特例校を拡大するといった政策に留まり、不登校・いじめ・暴力・自傷・自殺の抑止をねらいとした教育政策は打ち出されていません。今声をあげないと、次の10年、20年、不登校・いじめ・暴力・自傷・自殺は増加の一途ではないかと危惧しています。道徳の各学年の最初の頁は、安全・安心ってどんなこと? の頁が必須だと思います。学校・家庭・地域で安全が脅かされ続けていては、友情も家族愛といった道徳的価値を学ぶことは困難でしょう。うちの家・親・他のおうちと違うかもと早く気づいてもらう授業が必要ですが、道徳の教科書には、「お父さんだいすき・家族大好き」のタイトルの頁がならんでいます。Youtubeで10分弱の発信を試みましたが、インパクトのあるイラストは描けず、もっと工夫が必要だと思っています。みなさまの智恵を結集し、心の教育プログラムが明日の日本の子どもたちに届きますように、切にお願いいたします。Youtubeブログ
冨永良喜(兵庫教育大学名誉教授・兵庫県立大学名誉教授・臨床心理士・公認心理師)
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