ただママと一緒にいたいだけ:映画「システム・クラッシャー」を観ました

久しぶりに、ちょっと時間が空いたので神戸の「元町映画館」で映画を観てきました。

 

それが「システム・クラッシャー」

 

日本語に訳すと「秩序破壊者」とでも訳すのでしょうか?

それとも主人公は9歳の設定だから「反社会性障がい児」か、「愛着障がい児」かな?

 

嵐のような癇癪とパニック、心の傷にスイッチが入ると誰も止められません。

母親は彼女を見放し、養育放棄状態なため、養護施設に入所していますが、あまりにも行動が激しすぎて、何度も転所を繰り返し、精神病院の閉鎖病棟へ入院させるには年齢が若いため、周囲の大人もどうすればよいかわかりません。

 

その主人公を演じているのが、撮影当時10歳のヘルナ・ゼンゲル(左)

「全身全霊の慟哭で周囲を絶望に追い込む強烈な役どころを演じ切り、2020年ドイツ映画賞の主演女優賞を歴代最年少で受賞した」(映画.COM より引用)とあります。

 

私も見ながら「これは映画でなく、ドキュメントでは?」とわからなくなったほど演技者の皆さんが真に迫った演技でした。

 

実は私も昔に何人か、この主人公に近い子供たちと関わったことがあり、映画を見ながら当時のことが思い出され、何とも言えない気持ちになりました・・・・。

 

もし興味があればぜひ。