上を向いて、ハイ、ポーズ!

「上を向いて歩こう」という歌の歌詞がある。それは「涙がこぼれないように」と続くのだが、上を向くということは「悲しみの涙を見せない」ということだけではないだろう。

 

「上」を向くということは、とてもシンボリックな意味があるように思う。

何か心配があったり、落ち込んでいる時、人はうつむき加減になる。それは一般的だし、逆にうつむき加減の姿勢を取り続けると、なんとなく気分も落ち込んでくる。スマホやPCをうつむき加減で見続けている人の中に「スマホうつ」「PCうつ」がみられるというのも何となく納得される。

 

では「上」とか「下」とかにどういう意味があるのだろうか。

それは「上」から何が連想され、「下」から何を思い出されるか、を考えてみればわかる。

「上」には何がある??

「屋根」「空」「天」「宇宙」などもあるが、もっと抽象的に言えば「神様」や「目標」「希望」などが連想される。何かの目標に向かって取り組む時、「目指せ!」と言って指さすのは、もちろん「上」だ。「下」を指すはいないだろう。つまり「上」には「こうありたい」という理想の姿があると言ってもよいのではないか。

「メンタルタフネス」という言葉がある。これはスポーツの世界から広がったのかもしれないが、何かピンチに陥った時に「下」を向かず「上」を向き姿勢を取ることがモチベーションをあげるスキルの一つでもある。

 

日常生活でも同じだ。ピンチの時や落ち込んでいる時に「意識的に」上を見上げよう。視線を上に向け、胸を張る。そして両手を上にあげるポーズを2分間取り続けると、元気が出るらしい。

 

私も今日からやってみよう!

皆さんもやってみませんか? ハイ、ポーズ!!

嘘でもいいから、胸を張れ!