さて最近気になるあれやこれやについてまとめてみます。
最近、何しろ家にいる時間が長くなるため、いろいろと本やDVDなどで巣ごもりしている時間が増えてきましたが、その中から気になっているコミックをいくつか紹介。それがこれ。
ネットでブレイクし、今、人気急上昇中のコミック。現在第8巻まで出ています。
主人公は聴覚障がいをもつ聾唖の王子。彼をめぐる人々を含め、ファンタジーながら人生を考えさせられる成長物語です。思わず引き込まれました。
最近著者の十日草輔さんのこれまでの人生を描いた実録コミックもでました。苦労人と言うか、自分の性格や考えにとても正直に、しかしかなり不器用に生きてこられた方なのだなぁと思いましたね。
この作品で一気にブレイクしましたが、この主人公に作者の十日さん自身が現れているのだと、実感。
最近第2巻が出ましたね。
第1巻も色々と考えさせられるストーリーでしたが、第二2巻はこれまた色々な精神障害に苦しむ人達とその家族、あるいはその人達に関わる医療従事者の生き様を描いてくれています。
丹念に取材されて描かれているのでしょう、私などが読んでいてもビンビンと響いてくるものがあります。
結局、障害を持っていようが、いまいが、最終的には人と人の関わりによって人は支えられているのだなぁと思わされますね。
「のみぐすりより、ひとぐすり」と言う言葉を改めてかみしめたくなります。ただ「ひとぐすり」と言っても、それは自分自身を煎じ詰めていくことでしか得られないわけしょう。
自分は安心なところにいて、「相手だけを変えよう」なんて虫の良いことではいけないのだと、思わず自己反省。
これはまだ第1巻のみ。次に紹介する「アスペルカノジョ」と同じく、発達障害(ADHD)の女性(研修医)の物語。
これまた医療関係のコミックですが、今回はナースではなく、児童精神科を目指す女性が自分自身に気付き、見つめなおすことで成長していく物語(なのだろう)と思って読んでいます。
なお男性医のコミックはこちら
最近これらのように、精神科領域を舞台にしたコミックが出てきていますが、これも時代なのでしょう。
この本の第1巻を読んだとき、実はここまで物語が展開していくとは思っていませんでした。アスペルガー障害を持つ女性の生き様を、内向的で実直に彼女を理解しよう、受け入れようと思いながらも苦しむ純粋な青年漫画家(?)の物語。
詳しくは知らないのですが、たぶん原作者の実経験がかなり反映されているのでしょう。それだけに説得力があります。
今第8巻まで出ていますが、目が離せなくなっています。ただ問題はやはり人気が出てきたせいか、発売後すぐに買いに行かないと近くの本屋やネットでも売り切れになってしまっていること。
まぁ大ヒット作品というわけではないでしょうから、大増刷と言うわけにもいかないでしょうが、できればもうちょっと印刷部数を増やしてください、おねがいしますよ、講談社さん。
<写真はすべてamazon より>
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