あの時の、そして未来の自分に声をかけるとしたら・・・

明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしく。

 

さて年末年始のテレビ番組をみていると、毎年毎年相変わらずなのですが、考えて見ればその番組を見ている自分自身も、毎年毎年相変わらずの日々なので、まぁお互いさまか、と変に慰め合っている私です。

 

ところが今年はちょっと興味深い志向の番組がありました。ご長寿の皆さんが出演する番組なのでご覧になられた方もたくさんいらっしゃるかもしれませんが、ご長寿になられた皆さんが、過去の「あの時の自分」にメッセージを送るという番組でした。

 

これがなかなか面白い。まだ若い自分やこれから人生の転機を迎える自分に声をかけるのです。新年番組ではなく年末だからこういう後ろ向きのテーマなのかもしれませんが、それを見ながら「果たして俺はまだ若いあの時の自分に一体なんて声をかけるかな」と思わず考えてしまいました。

 

あなたならなんて声をかけますか?一度考えてみては?

 

私の場合、思春期の真っ最中の自分に、「人生っておもしろいぞ。お前が思ってるほど人生は単純じゃないけれど、結構なんとかなるもんだ」というような声をかけるかな。

もっと悲観的な声をかけたくなる人もいるでしょうし、後悔や懺悔をつぶやく方もいらっしゃるかも。

 

考えてみれば今の自分を受け入れられるかどうか、肯定できるかどうかによってかける内容が変わってくるのかもしれません。

 

では逆に今から10年後20年後の自分に、今の自分が話しかけるとしたらなんて声をかけるでしょうね。

せっかく新しい年を迎えたのだから、今年だけでなく1~20年後を見渡した抱負を考えてみるのもよいかもしれません。今の自分が受け入れられる人も受け入れられない人も、もし今後こうなりたい自分がみつけられるとしたら。そこに「希望」が生まれてくるかもしれません。

 

そう言えば、そういうセラピーがありましたね、確か「ミラクル・クエスチョン」というやつで「もし今晩あなたが眠っている間に奇跡が起きて、今の悩みが全て解決していたら、明日目が覚めた時にあなたはどんな自分になっているでしょうか?」という質問を投げかける解決指向セラピーの技法です。

 

過去の自分をふり返っていくのも良いですが、これからの自分に向けて希望を生み出す取り組みも大切にしたいですね。

 

さてあなたは未来の自分をどうイメージしていますか?そしてそうの自分にどういう声掛けをするでしょうか。