「わたし、定時に帰ります」ではなくて、「僕たちは もう帰りたい」

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<写真はAmazonより>

吉高由里子さん主演の「わたし、定時に帰ります」というドラマがあったな、なんて思わず思い出してしまったのがこれ。

 

       「僕たちは もう帰りたい」➤➤➤➤➤

 

会社人間であれば、「わかる、わかる」とうなづかざるを得ないシチュエーションの「会社人間の悲劇とそこはかなる再生」を描いた身につまされるコミック。

 

タイトルだけでもお見せしましょうか?

第1章 「お付き合い残業」がつらくて    もう帰りたい

第2章 「板挟み」だらけで         もう帰りたい

第3章 「無茶ぶり上司」に振り回されて   もう帰りたい

第4章 会社が「非効率」すぎて       もう帰りたい

第5章 「妻でも母でもない私」になりたくて もう帰りたい

第6章 自分の中の「優先順に」がわからなくてもう帰りたい

第7章 職場にも「居場所」がなくて     もう帰れない

 

となるわけですが、それぞれの登場人物が胸にくすぶる不満とわだかまりを抱えて、「スナック もう帰りたい」に集まってくるというお話し。

 

まぁブラック企業に捕まって苦しんでいる方々の気持ちを代弁して、さらにそれだけでなく解決策の糸口ぐらいを見せてくれる。それなりに説得力があり、しかも読後感は決して悪くないですよ。

 

なぜそんなに説得力があるかと言うと、この本の原作は「全日本もう帰りたい協会」というアカウントのツィッターにつぶやかれたお疲れの「もう帰りたい」サラリーマンが投稿した内容だからのようです。なんとそのフォロワーは54万人だとのこと!

 

昔の高度成長期は「24時間戦えますか?」というCMが流行ったとのことでしたが、案外今でもサラリーマンの皆さんは戦う戦士なのかもしれませんね。本当に本当に、お疲れ様です。

 

ちなみに私もこの何年間か、ゴールデンウィークや年末年始・お盆休み以外は月に2~3日しか完全休養日はありません。最近大分疲れてきましたね。もう年だしね。

 

みなさん、本当に本当に、ご苦労様です。

たまには自分に声をかけてあげましょう。「お前は、本当によく頑張っているよ、偉い!」ってね。