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発達障害等「聞く力・覚える弱さ」への認知トレーニングについて

最近来室される方の中で、「聞いてもすぐに忘れてしまう」「うっかりミスが多くて困っている」等の「聞く力」「聞いて覚える、思い出す力」が弱くて困っているというご相談をよく受けます。

決していい加減に聞いているわけではないのだけれど、「何か自分の仕事をしていると、周囲の人からの仕事や依頼を聞いてい入るのだけれど、うっかりと忘れてしまう」「長い話を聞いていると、どうしても最初の方の内容を忘れてしまって、結局何を聞いたのかがわからなくなる」「静かなところで1対1で話を聞くのはできるのだけれど、数人が集まって話されると話の流れがつかめなくなる」などなど。

これらの問題でお困りの方の場合、「集中して聞く力」「聞き取る力」「聞いて覚える力」「覚えたことを思い出す力」などに一定の弱さを抱えた方が多いようです。

基本的に人は「耳から情報を得る」場合と「目から情報を得る」場合がほとんどですが、先にあげた問題がある場合は「耳から情報を得て、それを理解して、記憶して、必要に応じて思い出す」一連の流れに関する認知の問題なのです。

当オフィスではこういう方々に、さまざまなトレーニング・プログラムを用意して、継続して取り組んでもらうことで少しずつ認知の力の底上げを図るサポートを行っています。トレーニングと言ってもできるだけ日常生活で生きる形での実践的な取り組みを継続していただく内容です。
地道な取り組みですが、少しずつうっかりミスや聞き逃しが減っていって日常生活や仕事の場面でのトラブルが少なくなってきたというお声をいただいています。

もし興味や必要性を感じていらっしゃる場合はどうぞご連絡ください。一緒に取り組ませていただきたいと思います。