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不登校の段階の捉え方

これまでにも少し書いてきましたが、不登校は症状の一つであってその背景はさまざまです。ですが、基本的に心のエネルギーが枯渇して疲弊した段階から、回復していく流れは同じです。そのプロセスを色々な見通しで語られてきました。

 

例えば「逃避期・苦悶期・休息期・回復期」とか「初期(不安的・混乱期)・中期(膠着・安定期)・後期(回復・試行期)」だとか「予兆器・苦悶期・膠着期・回復期」などです。

 

しかし総じて言えば

 

初期:本人が不安的になり始め、表情の暗さ・口数が減る・体調の悪さの訴えの増加・表情が   さえなくなる」など

中期:いよいよ登校が難しくなる・感情が不安定になり葛藤が強まる・体調は悪化し休息を必   要とする・本人の混乱が家族の混乱へと伝染する

後期:エネルギーが低下し、それなりに安定・葛藤は少し沈静化する・動けそうで動けず膠着   した状態

回復期:次第にエネルギーが出てきて、趣味や好きな活動に参加し始める・日常生活のリズム    もそれなりに安定し、表情も少し明るくなる・外出もできるようになり、自分の将来    についての話題が出てくるようになる・いよいよ一歩踏み出して回復する・・・

 

と言うような展開でしょうか。

 

名称はそれぞれでしょうが、内容的には似たようなものだと思います。

 

別に我が子がどの段階にいる、とか、この次は必ずこうなるはず、というパターン化するのが目的ではありませんが、それでも全体の見通しが持てれば、少しは安心されたり、親としてそれなりの心の準備や覚悟の決め方に役立つかもしれません。

 

その程度の物差しであると思っておいてください。

 

~思春期・青年期の不登校・発達障害、成人の発達障害・不適応に~

 

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