いじめに関する本をいろいろと読んでいます。
中には統計やデータを駆使した本や、ご自分の身の回りの体験談をもとに書かれた本やら色々です。
私は、論文を書くために資料として読んでいるわけではないので、出来るだけ明日からの子どもたちの対応に役立つことを基準に読んでいるわけですが、この本はその中でも少し異彩を放っている本だと思います。
と、言うのは著者の玉聞伸啓さんは、「さねゆき」というハンドルネームで、いじめについてのHP「いじめと戦おう http://ijimetotatakaou.com 」を主催されている方だからです。
この本やHPは、今現在いじめで苦しんでいる子どもたちに、具体的で実行可能ないじめ対策を提案されています。
例えば目次だけを見ても
第1章いじめに負けない5つの方法
①記録をつける
②クラスの人たちを味方に変える
③心を守る笑顔トレーニング
④いじめに反応しない
⑤学校の外で夢中になれることを見つける
その他として、先輩たちが≪成功したそのほかの方法、、、その他。
第2章シカトされたら「シカトくずし」作戦
シカトくずし①グループからはなれている時に話しかける
シカトくずし②フレンドリーに話しかける
シカトくずし③あいさつで、こじあける
シカトくずし④「自分はいい人」イメージをゆさぶる
シカトくずし⑤シカトをゆるめる
シカトくずし⑥シカトする人を増やさない・・・他。
その他「物いじめ(盗まれる・隠される・ラクガキ)にあったら考え方を変えてみる、友達を助ける方法・・・などなど、他の多くの本が一般的なことしか書いていないのに対し、かなり具体的で、HPを見て掲示板などに書き込んでくれたいじめ被害者の先輩方の体験談やいじめ脱出法を参考に、色々な方法を具体的に教えてくれます。
なかなか参考になりますよ。特に今現在イジメにあっている子どもたちにすぐにでも出来る内容なので、大変助かります。
もし興味があおりでしたら、ぜひ一度ご覧ください。
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