集団に入れない子どもたちの中で、最近よく学校で見られるのが「周囲の目が気になる」子どもたち。
先日もそういう子供たちと話をしていると、学校だけでなく町で洋服などの買い物をしていても、周囲の人から「あんな服、似合ってないのに」とか「なんであんな可愛っこぶりっ子の服かうのかしら?」と言われているような気がするといいます。
もちろんそういう声が実際に聞こえてくるわけではなく、「そういう気がする」と自覚しているのです。しかしそれが生活の色々な場でしょっちゅう気になりだし始めるとそれはたいへんでしょうね。
クラスにいても「バカじゃないの」と言われる声が聞こえてきたような気がして、それが自分のことを言っているに違いない、また別の子は、いつも誰かに見られているような気がして不安で仕方がないと訴えます。
対人不安とか、社交不安障害と言うような診断名がつけられている子どももいますが、そこまでいかなくても周囲の反応に大変過敏ですね。
その背景には、自分に対する自信のなさとか、世の中一般に対する基本的な安心感の不足などが考えられますが、こういう根底にある安心感は大体生後6か月から1歳半ぐらいまでに育つ「愛着」と言うものがベースになっていると発達からは言うことができるでしょうね。
なんでこうなっちゃたのかな?
「愛着」の問題は今後大変重要なテーマにななるのではないか、と個人的には思っているところです。
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