集団に入れない子どもたち <4>

集団に入れないといっても色々です。

 

感覚刺激が強すぎる、という理由で入れない場合もあります。

同時に、学校の場合先生が前に立って何かを話すというシチュエーション自体に拒否反応を起こす子供もいます。

 

言っている意味が良くわからないのに、ずっとおとなしく座って動いてはいけない、という状況は思ったよりしんどいものです。話す内容を一人一人の理解力に合わせた具体的な方法で伝える工夫をすれば案外、理解してくれるのですが、集団の場での一斉指導と言うのはどうしても一般的な注意が多くなってしまいがちです。

 

自分と関係があるかどうかわからない内容をただ黙って聞き続けている状態です。

忍耐力の練習、という感じでしょうか。

 

他にも非行関係の子どもたちで、そういう権威的な人物などにストレスを感じる子どももいるでしょうが、その場合は入れないのではなく、入らない、と言った方が適切かな。

 

彼らも1対1に近い関係や状況で、落ち着いて冷静に伝えれば十分伝わるのですが。

 

残ったのは3)の場合です。