「ママ-!、ママー!!」
「やめろっていってんのが、わかんないのか!!ついてくんな!!!」
「ママー!!!、ママー!!!!」
トレーナーの上下を着て、怒った形相で彼女は逃げるように私の前をすれちがって行きました。
置き去りにされた後には、必死で泣きべそをかいた5歳ぐらいの男の子が。
今日帰りに、たまたま寄ったホームセンターのおもちゃ売り場での出来事。
ただの親子喧嘩やおもちゃから離れない子どもへの叱責とは明らかに違う。
私はその男の子と母親の建物中に響き渡る怒鳴り声と泣き声を聴いた途端、
一気に体中の汗腺から冷たい汗が出てくるのを感じました。
そして何とも言えない胸騒ぎが。
どうしてこんな状況になったのだろう。
子どもは自分を嫌い、置き座ろうとする母親をどう思っているのだろうか。
私が日ごろ接している虐待やネグレクトの子どもたちの顔が思わず胸に浮かび、
あの子たちはきっとこういう目を日常的に受けてきたのだろう・・・
何とかして彼ら・彼女らを守りたい。
一方で自分の子どもにあそこまで怒りを抑えきれない母親の人生にも思いをはせらざるを得ない・・・。
心から、本当に心から、何とかならないだろうか、と思わされた出来事でした。
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