今日読んだ本はこれ。
「ちいさいひと 青葉児童相談所物語」です。
タイトルにある通り、架空の「青葉児童相談所」での様々な子供をめぐる出来事についての物語が描かれています。
実はまだ1巻目しか読んでいないのですが、最初の数ページを目にして心が苦しくなりました。
第1巻はエピソード1とエピソード2の最初が収められているのですが、どちらも虐待に関する話です。
虐待された子供たちの様子を目にすると、なんとも言えない思いが胸のあたりに湧き上がってきます。実際に被虐待児に対応する立場の児童相談所の方がたの思いや苦労も迫ってくるものがあります。
このコミックの主人公「新米児童福祉士・相川健太」も過去に辛い思いをしたようです。
自分の身を重ねざるを得ないゆえに、正義感や共感性の点でエネルギーが沸き起こるとともに、逆の面では苦しい思いも蘇ってこざるえをえないでしょう。
すでに6巻で完結しているこの本、これから目を離さず読んで行きたいと思います。
なお、このストーリーは実際のモデルが存在し、十分な取材の上で描かれているようです。
最近話題になった、あのドラマとはそこが違いますね。
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