「対人過敏性」というキーワード  

昨日は「湯神くんには友達がいない」というコミックを紹介しました。主人公の湯神君は別に友達がいなくても平気なのですが、副主人公(?)の「綿貫ちひろ」さんという女の子は真逆の性格です。

 

彼女は親の事情で転校を繰り返して、いつも仲良くなった友達をすぐお別れをしなければならなくなるため、友達がほしいようなほしくないような複雑な思いを抱えています。

 

しかしだからといって、「ひとりぼっち」になるのはとても辛い。湯神くんのいる学校には長く在籍できそうなので何とか仲間に入れてほしいのですが、女子の複雑な人間関係に困っています。

 

さて、この湯神くんと綿貫さんによって表現されている要素は、周囲の人間との関係と自分自身の在り方をどう折り合いをつけるか、という問題です。

 

この問題は主に思春期に前面に出てくる問題ですね。周囲の目や評判が気になったり、友達から仲間はずれにされたらどうしよと悩んでみたり。

 

ところがどうも最近は思春期だけの問題ではなく、社会一般の在り様なのではないかと思うのです。そこでは「対人過敏性」ということばがキーワードになっているような気がします。

 

そのことについて今後少しの間、考えてみたいと思います。

もし考えがまとまったら、またアップします。