
「明日伸びんがために、今日は縮むのであります」
大正の終わりから昭和の初めの日本の総理大臣であり、城山三郎「男子の本懐」の主人公となった浜口雄幸さんのことば。
浜口雄幸は、真面目で頑固一徹な人柄でその風貌からライオン宰相と呼ばれていたそうです。
当時は、震災・金融恐慌と不況続きで、経済的に大変厳しい時代だったそうですが、その中で財政緊縮・金解禁とそれにつながる軍縮も実行し、現在のアベさんとは真っ向から逆行する人物のようですね。
しかしこの考え方は日本人的な価値観には比較的なじむなぁ、と思いきや、日本人だけではなくかつて苦しんだ日産自動車がカルロス・ゴーン氏を招いて業績を回復した時
「最も深くかがむ者が、最も高く飛躍できる」とおっしゃったとか。
文化に関係なく、苦しい時こそ次のジャンプの力をためる時だ、ということは人生の知恵なのかもしれません。
人生も同様。
今、苦しんでいるあなたにも。
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