ささえる ことば <75>「日の光をかりて光る、大きな月よりは・・・・」

<ま、臨機応変ということで・・・>
<ま、臨機応変ということで・・・>

「日の光をかりて光る、大きな月よりは、自ら光を放つ小さき燈火でありたい」

森鴎外の言葉です。

 

太陽と月の違いを知っていますか?

太陽は自ら光を放っていますが、月というのは、

その太陽の光を反射して夜空に輝いて見えるのです。

 

ですから月というのは自ら光っているのではない。

 

森鴎外は自らの生き方として、誰かの光や知恵を借りて、真似事や借り物の人生を送るのではなく、たとえ小さな光であっても自ら光を発する生き方をしたい、と言っているのでしょう。

 

「寄らば大樹の陰」とか、「長いものには巻かれろ」とか言う処世術もありますが、やはり微かではあっても、自分だけの光を放つ生き方をしたいものです。

 

とか、言いながらこのコーナーは、いっつも誰かの名言を借りてきて、さもわかったように放言しているのですから、全く勝手なもんですね (^^;)