困ったもんだ、高齢者の万引きの問題

以前にも、ちょっと触れたことがあったのですが、高齢化社会の問題の一つに犯罪の高齢化があります。

 

新聞によると、今年の11月までの刑法犯認知件数はここ11年間減少し続けているのに、その中で万引きだけが5%増加しているというのです。

 

その理由は、高齢者(65歳以上)。

高齢者による万引きの認知件数は、2002年は約1万5千人だった万引きの件数が、今年は11月までで既に約2万6千人だといいます。そしてその約37%が一人暮らしの高齢者だとか。

 

もちろん個人の規範の低下の問題もあるでしょうが、その背景にやはり高齢化社会の様々な問題があるようですね。

 

ちなみに、知能犯の振り込め詐欺も約7%増加しているとか。振り込め詐欺の被害者の大半が高齢者であることを考えると、加害にしても被害にしても高齢者が関わってきているわけです。

 

他人事じゃありません、私もあなたも、いずれは通る道ですから。