思春期における二つの自分 <3>

<あるがままを生きる!>
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思春期における二つの自分というタイトルで書いてきましたが、今回は3回目。これまで社会に向けた「外的な自分」と自分自身の核ともいうべき「内的な自分」について感じていることを書いてきました。

 

3回目は、実は思春期だけの問題ではないのですが、この「二つの自分の関係」についてです。

 

外的な自分は、いわゆる社会的アイデンティティですが、これを生き生きとそして安定して保つためには、結局そういうアイデンティティでいる自分に満足して充実感を持っていることが大事でしょう。

 

いやいや外側の自分を演じているようでは、決して毎日が充実して送れるということはないでしょう。内的にも外的にも生き生きと喜びをもって生きていることが「生の充実」につながるのだと思います。

 

これは思春期に限らず、成人しても、中年になっても、あるいは死ぬまで人間にとって大切な問題かもしれません。

 

時々社会的に立派な立場や職業にいるはずの人が、情けない犯罪や破廉恥な行動に出てマスコミにたたかれますが、大体そういう人の場合は毎日の「外的な自分」に「内的な自分」は満足していないのではないでしょうか。

 

だから不全感とか不満とか、ストレスが溜まってくる、そして「外的な自分」の「影」ともいうべき行動に無意識に振り回されてしまうのだと思うのです。

二つの自分をどうバランスよくつなげて、生き生きと充実感と生きる喜びをもって日々を送ることができるか?

 

これは思春期だけでなく、今これを書いている私、読んでいるあなたの問題でもあるのでしょうね。

 

さて、私はどうかな??