さて昨日書いたように、カサンドラ愛情剥奪症候群とはアスペルガー症候群のパートナーから思いもかけない態度や言葉で愛情を剥奪されるような一方的な被害経験から生じる心理状態のようです。
もちろんまだこれは提唱された段階で、たとえばDSMに記載されるような疾患ではありませんが。
具体的にどのような症状が現れるのかというと、
「アスペルガーのパートナーのいる女性が知っておくべき22の心得」(ルディ・シモン著 スペクトラム出版)によると
・低い自尊心 ・混乱や困惑感 ・怒り、うつ、不安 ・罪悪感 ・自己喪失/自我感総室 ・恐怖症ー社会恐怖症、広場恐怖症 ・外傷後ストレス障害 ・神経衰弱
と多岐にわたります。
さらに併発の可能性のある身体症状として
・疲労 ・不眠 ・片頭痛 ・体重の減少や増加 ・月経前緊張症 ・筋痛性脳髄膜炎 ・免疫力の低下ー風邪、癌などあらゆる病気につながる
と記載されています。
要するに、思いがけない言動による急性ストレス障害やそこから派生する身体諸症状が中軸というところでしょうか。
う~ん、いずれにしても、「相手の気持ちがわからない」というアスピーの特性が人間関係の中でも一番身近な関係の一つのパートナーに及ぼす影響というのは、見過ごすことのできないものがある、ということでしょうね。
~思春期・青年期の不登校・発達障害、成人の発達障害・不適応に~
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