小さな子供さんを連れて、レストランに食事に行ったり満員の電車やバスに乗る時の親御さんの気遣いは本当に大変なものです。
アメリカでも同じようで、ここにアメリカ発信の二つの記事を載せますね。
<記事1>
米ワシントン州レイクスティーブンズのカフェに、女性2人が子ども連れで来店。しかし子どもの1人が泣き叫び続けたことから、マクダフさんはこの一行に店から出て行くよう頼んだ。
マクダフさんは客が去った後、パンくずが散乱した店内の写真をフェイスブックの自分のページに掲載し、「食べ散らかさない小さな子ども連れのお客様に感謝します」というキャプションを添えた。子連れ客が帰った後に掃除しなければならない店員のことを考えてほしいという思いだったという。
ところが女性の1人が友人にうわさを広め、謝罪を求めたことから騒ぎに火が付いた。マクダフさんのページには、ボイコットの呼びかけから危害を加えるという脅しまで、非難のコメントが殺到。「客に対する態度が高慢だ。子どもを差別している」「客の子どもを公然と笑いものにするのは大きな間違い。訴えてやれ」「あんたのようなむかつく人間は大損すればいい」などの投稿が並んで炎上した、という記事(CNN.co.jpより引用)。
もう一つの記事は
<記事2>
ノースカロライナ州のレストランで食事をしていた家族が、障害を持つ子どもが騒いで肩身の狭い思いをしていたところへ、見知らぬ客から思わぬメッセージを受け取った。母親がこのメモを交流サイトのフェイスブックに掲載し、大きな反響を呼んでいる。
アシュリー・イングランドさんは8月30日、夫と共に息子2人を連れ、レストランに親族で集まっていた。ところが息子のライリー君(8)が母親の携帯電話で動画を見ようとしてうまくいかなかったことから、苛立って奇声を発したりテーブルをたたいたりし始めた。その様子に近くのテーブルにいた客からも視線が向けられた。
ライリー君にはてんかんの持病があり、言葉を話すこともできない。そのため不満がたまると叫び声を上げたりすることがあり、特にここ数週間はライリー君の衝動を抑えるのが難しくなり、イングランドさん自身もストレスがたまっていたという。
そこへウエートレスの1人が、別の客から預かったという1枚のメモを運んできた。その客がイングランドさん一家の食事代を払うと申し出て、伝票に書きつけたメモをウエートレスに託したという。そこに書かれていたのは一生忘れられない言葉だった。
「神は特別な人たちだけに、特別な子どもを与えるのです」(写真)
この時の自分が最も必要としていたのは、まさにこうした思いやりだったとイングランドさんは言い、「この1カ月がどれほどつらかったか思い出して、泣き崩れてしまった」と話す(CNN.co.jpより引用)。
う~ん、どちらもいろいろと考えさせられますが、いずれにしてもなぜ子供がそれほど落ち着かないのか、について観察して理解しようとすることから始めるべきでしょうね。
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