ストーカー被害に対する3段階の対応が!

元交際相手の男から、ストーカー行為を受けていた東京都三鷹市で高校3年の女子生徒(18)が刺殺された痛ましい事件がありました。これは他人ごとではないという方もいらっしゃるでしょう。またDVなどで切実に苦しまれている方もおられることと思います。苦しまれている方にとっては本当に切実で身の危険を感じる恐怖の体験だと思います。

 

 

そういう事件を受けて読売新聞にストーカー対策の3段階がまとめられていました。

<やや危険な場合>

例えば、やや危険とされるのは、別れ話を出しても「やり直してほしい」などと渋られる場合。こういう場合は、喫茶店など周囲に人がいる場所で「好きではないので別れてほしい」「連絡するのは控えて」と、自分の言葉で正直に伝えることが大切だと言うことです。、気持ちを伝えた後は、できるだけ相手と会わないようにして、電話やメールの着信拒否など一方的な対応は相手が逆上する可能性があるため避けるべきだということでした。

 

<さらに危険な場合>

つづいて危険なのは、相手が「責任を取れ」「誠意を見せろ」などと要求してきたり「会えないなら死ぬ」などと脅してきたりする場合。

 こうなると、冷静な話し合いはできないし、相手からさらに要求を突きつけられ、事態の悪化を招く恐れもあるので、警察にストーカー規制法による警告を出すよう求めたうえ、弁護士やストーカー問題の専門家に相手との間に入ってもらい、嫌がらせをやめるよう求めると良いとのことでした。

 

<ここまで行くと最も危険>

最後に相手が「殺す」などと脅すような言葉を伝えてきた時はもっとも危険。〈1〉不快な写真をばらまく〈2〉待ち伏せや暴力を振るう〈3〉友人を脅す――といった行動をしてきた場合、知人宅やホテルなどに避難して相手に居場所を知られないようにして、警察に被害届を出して相手の摘発を求めるということも必要だとのことです。

 

<いずれの場合も記録・証拠が大切>

いずれにしても警察への相談する場合は、相手のストーカー行為の「証拠」が大切で、相手から届いたメールの保存や電話での会話をこまめに記録しておくことが大切だそうです。

 

やはり口だけで相談するより、論より証拠が警察を動かす決め手なのでしょう。

 

なかなか難しい問題ですが、身の危険を感じた時は迷わず警察へ連絡するしか今のところ手はないようです。警察もこのような事件が続発していることを肝に銘じて、もっと本気で取り組んでほしいものです。