虐待を受けていると通告された子供たちの数

今日の朝日新聞(神戸)夕刊に「虐待 児相通告 1万人 上半期1.4倍に増」という見出しの記事が載っていました。

<虐待を受けているとして、全国の警察が今年上半期(1~6月)に児童相談所に通告した児童の数は1万61人で、上半期としては過去最高だったことがわかった。前年同期の1.4倍で、初めて1万人を超えた。子どもの心を傷つける心理的虐待の増加が目立つという>

 

具体的に読むと、子どもに暴力的な言動を浴びせる心理的虐待を受けていた数は前年同期より56%増。このほか身体的虐待が26%増、ネグレクトが15%増、ただし性的虐待は33%減だとのこと。

 

虐待自体の発生件数が増加したのか、通報件数が増えたのか、どちらかわかりませんが、いずれにしても膨大な数の子どもたちが日々辛い生活を送っていると思うと胸が痛みます。

 

いじめの問題がクローズアップされている中、子どもの見本となる親・大人が悪い見本として機能してしまっていることを心から残念に思います。

 

私たちのできることは

「確かにあなたの親や身近な大人はひどい大人かもしれないけれど、世の中の大人がみんなあなたの親のような大人ではないんだよ」ということを伝えていくことではないか、と心から思います。