ささえる ことば <55> 「自分のじゃまをするやつとは、たいてい自分なのだ」

「何かをやりたいと強く思う。

 しかしその自分のやりたいことをじゃますることにも、

 誰よりも熱心なのが 自分なのだ。

 たいていのぼくらは、アクセルを踏み込みながらブレーキも踏んでいる。」

 

コピーライターの糸井重里さんのことばです。

 

私も本当にそう思います。

やりたいのだけれど、やれない。

やりたい自分も自分だけど、

やれないとあきらめているのも自分。

 

さて、ではどうすればいいか?

まずはアクセルもブレーキも踏み込む全身の力を抜くことかもしれませんね。

 

初心者ドライバーは、緊張が強すぎて周りも見えないし、

それだけで疲れ果ててしまいます。

全身の力をほっと抜いてみること。

 

なぁ~んて、わかったようなことを言いながら

自分もかつては人生の初心者ドライバーであったことを忘れてしまっていました。

 

「大丈夫、心配いらないよ。

 助手席に座っていてあげよう。」

 

こんな風に口に出してこそ言わなかったけれど、

下手くそな運転に付き合って助手席に座ってくれていた、

自動車教習所の先生のありがたみがわかったような気がします。