
「心の中に下りていくことで、自分を高みにあげられる」
精神科医の斎藤茂太さんのことばです。
斎藤さんはご自身が躁うつ病に苦しまれて、いろいろな思いを言葉にされています。
その中の一つですが、確かに心の中へ深く降りていくということは、それだけいろいろなことを考えて自分の内面が広がっていくということでもありますね。
それを「高み」と表現されたわけですが、高いところから見る視野の広さは、心の広さに比例するものかも知れません。
今苦しまれている体験は、いつか身近な人の苦しみに対して共感と思いやりをもたらしてくれることでしょう。
海援隊の歌「贈る言葉」に
「人は悲しみが多いほど 人には優しくできるのだから」という歌詞がありましたが、確かにそうでしょうね。
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