「人間にとって最も悲しむべきことは、病気でも貧乏でもなく、自分はこの世に不要な人間だと思い込むことである。そして、この世の最大の悪は、そのような人々への愛が足りないことである」
マザーテレサの言葉です。
マザーテレサは、若いころインドのカルカッタのスラム街で毎日数十人もの生き倒れる人々を見たそうです。しかし当時そういう人々を救うという運動よりも、「どうせ死んでいくのだから、しかたがない」という考え方のほうが世間に広がっていたことに憤りを感じ、「死を待つ人の家」を作り、路上で孤独に死んでいく多くの人々を迎え、手当てを始めたということです。
その時、マザーテレサは死に行く人に
「あなたは望まれてこの世に生まれてきた人なのですよ」と言葉をかけ、力を込めて手を握ると、人々の目に深い感謝のきもちがあふれてきた、といいます。
人は人により人となる。
自分を認めてもらえる経験があってこそ、自分を受け入れることができるのでしょう。
決してあなたは一人ではない、という言葉をお互いに掛け合いたいものです。
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