男子サッカー決勝戦で目にしたこと

男子サッカーといえば、残念ながら3位決定戦で韓国に敗れてしまい4位に終わりました。

銅メダルが取れなかったと言うよりも、よくベスト4に入ることができた、とねぎらいの言葉をかけたいと思いますが、今回ちょっと書きたいのはそのことではなく、男子サッカーの決勝戦でのことです。

それは・・・・・

それはなにかと言うと、試合開始前の選手入場の場面のことです。

決勝戦は、サッカー王国のブラジルと、日本を破ったメキシコとの間で行われたのですが、試合開始の前の選手入場の時、ブラジルの先頭の選手と一緒に入ってきたちびっ子選手が車椅子の選手だったことです。

 

選手入場のときに、ちびっ子が選手と一緒に手をつないで入ってきますよね。

そのちびっ子たちの姿を見ていると、まずは男女関係ないこと、その次に肌の色や人種も関係なくかわいい姿を見せてくれていることが印象に残っていました。

 

宗教の関係でしょうか、頭に布を巻いている女の子もいました。

その姿を見ているだけで、サッカーが、あるいはスポーツが、オリンピックが、人種や宗教の壁を越えて参加できるのだ、と言うことを印象付けてくれたものです。

 

しかし今回ブラジルの先頭に入って生きたちびっ子は車椅子だったのです。

オリンピックの後にパラリンピック、と言うのがあったり、今回でも陸上競技に義足の選手が登場したりと、これまでなら考えられないぐらいさまざまな境界線が取り除かれつつあることを、とてもうれしく思いました。

 

こういう場面をテレビで全世界に放映されると言うことが、これからの世界のあり方、人間の生き方に静かに影響を与えてくれるのではないか、と期待しています。